京都(下京区・伏見区)の耳鼻科 大岡医院 〜睡眠時無呼吸・いびき・鼻炎・花粉症〜みみ・はな・のど・無呼吸・日帰り手術

院長ブログ

REM睡眠(レムすいみん)

週末のあさ、子供を起こそうと寝室へ行くと、目がもぞもぞしてました。

REM

いわゆるREM睡眠(レムすいみん)で、夢を見てるんですね。どんな夢なんでしょうか。ちょっと目を覚まして体を動かすまで5ー10分待ってやろうと思います。

REM睡眠は明け方に出現しやすく、長く獲得しやすい。そうなんです、取った方がいいので「獲得」という言葉を使ってしまいます。アタックチャンスみたいですね。

6時間を超えてから4回目、5回目のREM睡眠時間がさらに伸びるので大人でも7時間を超える睡眠が推奨されます。(人それぞれ必要な睡眠時間は違うので決まりはありませんが平均として)

 

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「子どもの脳を作る最高の睡眠」

このような本が出ました。是非一読していただきたい。まさに僕が伝えたかった内容!と勘違いしましたが、僕の睡眠の師匠である千葉伸太郎先生が書かれてますので、僕が影響を受けたということですね。

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子供のいびき

子供が夜中に「いびき」をかく。そのとき口が開いて口呼吸になっていませんか?大人ではめずらしいことではないけれど、子供の睡眠においていびきと口呼吸は「異常」ととらえていいと思います。いびきは狭い咽頭を空気が通過する際に揺れて音が出ています。小児の睡眠時無呼吸を起こしている可能性が高く、眠りの質が低下しており、昼間にイライラしたり、ボーっとしたりパフォーマンスが低下して、勉強についていけなくなったりします。

また口呼吸は、日中の食事中に鼻呼吸しづらいので噛む回数が減ります。麺類を好んで食べませんか?お肉をしがんで食べるのが苦手ではありませんか?噛む回数が減ると顎の発育が悪くなります。小顎ですね。小さな顎は、歯並びが悪くなり歯列矯正をしても改善しづらくなります。そのため歯並びの矯正をされる歯科の先生から当院へもよく紹介頂きます。さらに小さな顎になると鼻腔の横幅がせまくなり更なる鼻づまりになり、鼻づまり→小さな顎→さらに鼻づまり・・・のように悪循環になるのです。

 

多くの原因は3つあります。

1つは鼻炎。風邪をひいて急性鼻炎になっているときや、花粉症などアレルギー性鼻炎になって、鼻の中の粘膜が腫れてしまう。

2つ目はアデノイド増殖症。咽頭の最も上部で鼻とのつながり部分をアデノイド、日本語では咽頭扁桃と言われている部分で、炎症によって大きくなります。アデノイド顔貌といわれ口が開いた姿が特徴的です。

3つ目は口蓋扁桃肥大。こちらも扁桃炎などの炎症を繰り返すことでサイズが大きくなり鼻呼吸が障害されます。

これらによって鼻呼吸障害となり口呼吸が導かれます。子供は鼻呼吸ができないだけでも睡眠時無呼吸になってしまうところが大人の睡眠時無呼吸との病態の違いです。(大人は鼻づまりが治っても無呼吸は治りにくいですが、子供はかなりの確率で改善します)

これまで、主な治療はアデノイドや扁桃の手術でしたが、最近はアレルギー性鼻炎でアデノイドや口蓋扁桃が肥大することが報告されており、アレルギーのくすりが奏功することがあります。アデノイドや扁桃の手術を行う前に、3か月程度くすりを使用し改善する症例があり、手術せずにすむ症例があることもわかってきました。くすりで治りが悪ければ、手術で治療する選択肢が候補に上がります。

 

(睡眠時無呼吸と睡眠時無呼吸症候群と無呼吸と言葉がむつかしいでしょうか?ほぼ同じ意味で使っていると思います)

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AI時代を生き抜くための睡眠

睡眠について、まだ何の研究にもなってなくて今後の参考にでもなれば。
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現在睡眠は大きく分けて夢をみるREM睡眠(レムすいみん)とそれ以外のnonREM睡眠(ノンレムすいみん)があって、睡眠を取ることで記憶力が上がると言われてるのはnonREM睡眠、昼寝でも出現するので暗記など勉強したら昼寝すると記憶に残りやすいと言われてる。短期記憶の海馬にためたデータを中間記憶へと伝達して海馬のデータをリセットする。

それに対してREM睡眠は前日の記憶とそれ以前の過去の記憶を統合、整理して1対1対応ではない複雑な神経シナプスを形成し、いらない記憶を消するなどの作業を行なったり、練習して出来なかった手の動きがREM睡眠を取ることで翌日スムーズに動くようになったり、複雑な記憶や空間認知、読解力を担う。また、辛い経験をした際の感情をもう一度夢見て再経験を起こすことで今後フラッシュバックしても慣れさせて情動のコントロールを行う。

話は変わるがAIが東大入試を受けさせて合格を目指すプロジェクトがあり、単純記憶は正解率が高いが空間認知や図表、読解力は難解らしい。

今後AIに置き換わってしまうであろう人間の仕事や役割から考えて人類が勝る部分はこのREM睡眠を出来るだけ確保して空間認知や創造性を活かしていくことが、AIにとって苦手な部分を補うことが求められる時代が来ると思う。

 

REM睡眠をとる方法を別の機会に考えていきたい

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睡眠で免疫力を発揮する

睡眠時間と風邪の発症率の関係

18歳から55歳までの164名のボランティアに7日間の睡眠時間を計測したのち、一般的な風邪(ライノ)ウィルスを鼻にぽとぽと入れて、風邪をひくかどうか試してみた。

結果、124名にウィルスを入れる前後で4倍以上抗体が増加し、感染と診断。そのうち48名が鼻汁や熱などを発症した。
症状がでた割合を睡眠時間別(5時間未満36名、5-6時間54名、6-7時間52名、7時間以上22名)で評価すると、睡眠時間が短いと風邪の感染後に発症しやすい、つまり免疫が低下していると考えられた。
新型コロナウィルスに対しても、やはり免疫力が重要。みなさま、充分に睡眠をとって、ご自身の免疫力を発揮して感染予防に努めてください。大岡医院からのお願いです。

Prather et al. Behabiorally Assessend Sleep and Susceptibility to the Common Cold, SLEEP, Vol.38, No.9, 2015より引用

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